黄河

三門峡ダム

sanmenxia

山西省と河南省の省境に位置する三門峡ダムは、計画当時、世界第二位の規模を誇る超大型プロジェクトだった。治水と利水によって華北一帯を安寧・豊穣の大地に変え得るという点では、世界最大のインパクトを持った計画だった。戦前に日本が計画し、閣議決定も経た案件だったが、戦局の悪化でデスクプランのままで終戦を迎えた。
新中国成立後、中共はソ連の技術協力を得て、この超大型プロジェクトに臨んだが大失敗に終わっている。ダムの構造ではなく、運用に問題があった。堆砂が進んだ三門峡ダムによって黄河はせき止められ、上流の町や村を水没や洪水の危機にさらしている。遠くない将来に取り壊される運命にある。

初出:http://shanxi.nekoyamada.com/archives/000218.html