同胞たちよ、九・一八以来、我が国は八百余万平方里もの土地を失った。喪失した土地は、あろうことか十七個分の山西もしくは十八個分の山東、安徽なら十九、福建なら二十三、江蘇なら二十七、浙江なら二十八個分の土地である。瀋陽兵工廠の喪失は、二百六十機の飛行機、二千門の迫撃砲、四千丁の機関銃、三千三百台の車、六十門の高射砲、千門の野砲、それに二十四万人が間断なく射撃して三年間もつ量の弾薬を敵に譲り渡したのだ。同胞たちよ、誰が中国の武器はダメだと言ったのだ? なぜ私たちの土地や財産、武器をむざむざ敵に贈ったのだろう? なんと痛ましいことだろうか!
敵の野心はとどまるところのないものだ。そして今、彼らは「共同防共」のかけ声の下に中国を武装占領し、「経済提携」のでたらめで中国を植民地化しようとしている。とりわけ、敵が察北を与えた漢奸売国賊の徳王や李守信、卓世海ら十六万の軍隊に対しては、彼等の武器のために張家口に飛行機工場が建設された。そして最近では、敵国はまたもや三個師団の軍隊を送り込み、悪辣な華北自治の傀儡政権を実現させようとしている。
同胞たちよ、これではいけない。確かに中国は平和を愛する国家である。しかし、平和は不抵抗主義ではない。ここ五年来の教訓は私たちの認識を深めさせた。抗戦のみが××帝国主義を打倒できるのである。抗戦のみが失地回復につながるのである。抗戦のみが中国の独立自由と領土保全を保障するのである。そして抗戦のみが真の平和を実現するのである。
同胞たちよ、誰が奴隷に甘んじ、誰が彊土の滅亡を望むのか。誰が死を恐れ、誰が富を愛し、誰が中華民族革命戦争のために犠牲となるのを疎むのか? 同胞たちよ、救国はすでに我々の一致した願いであり、我々は一致して犠牲を決意している。そして犠牲救国同盟会が皆の一致した思いの下に生まれたのだ。
同胞たちよ、いま、晋綏は既に国防の第一線となった。晋綏を守れなければ、華北は陥る。華北が陥れば、敵の中国独占の野心は成し遂げられるのだ。さあ、亡国の奴を望まぬ人たちよ、我々にとって、党派、階級、職業、貧富、性別の別は関係ない。およそ民族の生存と個人の前途を勝ち取りたいと願うなら、犠牲救国同盟会に集まるのだ。我々とともに晋綏人民と軍政領袖の団結を成し遂げ、それを華北人民と軍政領袖の団結へと拡大し、そして全国軍民の大団結に拡大していこうではないか。大連合の力の下に、戦おう! 戦おう! 戦おう! 徹底的に戦おう! 我々は声高にこう叫ぶのだ。
一、奴隷と漢奸に甘んじることを是としない人たち皆で団結しよう!
二、武装して立ち上がり、××帝国主義を駆逐して失地を回復しよう!
三、漢奸を排除しよう!
四、中華民族の独立自由と領土保全を勝ち取ろう!
五、中華民族万歳!
民国二十五年一〇月一八日
山西省文史研究館編『文史研究』(第一期)、1986年